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May 10, 2019

韓国内での鉄道移動について考えてみる 番外編(光州地下鉄)

韓国内での移動の不便さについて書いたついでに、光州の地下鉄についても少し。

光州市は韓国南西部にある街で、人口約150万人、規模としては、ソウル/仁川、釜山、大邱、大田に続く規模の街で、
地下鉄は今のところ1路線のみ。

国鉄だと実質の窓口は、市の西の端にあり、KTX(高速列車)が止まる光州松汀駅になるが、手前で市内に入る支線があって、光州駅が中心街に近いところにある。
光州駅はただの行き止まり駅で、長距離列車はソウル市内の龍山駅からのITXセマウル(特急)とムグンファ(急行)のみ。
光州駅に行くには、光州松汀駅を通らないため、KTXとの乗り換えに便利なように光州松汀駅と光州駅を結ぶシャトル列車(ムグンファ)もある。
ただ、KTXから光州市の中心街へは、地下鉄の方が便利。

ここで不思議なのは、地下鉄がことごとく公共交通機関どうしの乗り換えを阻む。
交通機関のターミナルや主要な地点と地下鉄の駅の関係はこんな感じ。

国鉄(KTX)光州松汀駅 -- 地下鉄光州松汀駅駅直上 なお駅周辺は何もない
光州空港 -- 地下鉄空港駅から620m、徒歩10分
市庁(市役所)-- 地下鉄尚武(サンム)駅から約1.8km、徒歩30分
         近くにはアウトレットやホテル、飲食街などあって、観光やビジネス拠点には比較的便利な副都心
光州総合バスターミナル(USquare) -- 地下鉄農城(ノンソン)駅から約1.5km、徒歩25分 
                  ソウル・釜山だけでなく、いろいろな街から高速バスの便が有り、本数も多い上、
                  ショッピングモールも有り、駅より利用者が圧倒的に多い
良洞(ヤンドン)市場 -- 地下鉄良洞市場(ヤンドンシジャン)駅すぐ
国鉄光州駅 -- 地下鉄錦南路5街(クムナンロ オ(5)ガ)駅から約1.6km、徒歩25分 良洞市場駅からも同じくらいの距離
        中心街に近いが、KTXが来なくなった上に、発着本数も少ないので、利用客は多くない
錦南路・忠壮路(繁華街)-- 地下鉄錦南路4街(クムナンロ サ(4)ガ)駅、文化殿堂(ムンファチョンダン)駅周辺


KTXの光州松汀駅と繁華街を結ぶと思えば便利だけど、高速バスターミナルと接続していないのは致命的。
市バスはあるけど、韓国語表示ばかりだし、韓国人でもよそから来た人が使うにはおそらくハードル高い。
光州駅は、もともと光州と釜山を結ぶ慶全線にあったが、再開発とかで、光州駅から先をぶった切り、慶全線を光州松汀駅から南西へ引き直して、西光州駅を作り、光州駅を行き止まりにした経緯が有る。
韓国の鉄道がソウルから放射状に各地に行くようになっており、光州市はさらに南の木浦(モッポ)市に行く途中であることを考えれば、光州駅に行く列車より圧倒的に光州松汀駅経由で木浦にいく列車が多く、KTXも光州駅止まりを選ばなかったのは当然。

さて、そんな便利なのか不便なのかわからない光州地下鉄、少なくともKTXで光州松汀駅を使う分には、市内の移動も比較的楽。

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駅は韓国語、英語、中国語、日本語の表示が有り、日本人にも親切。

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切符はトークン式で、一律1,400ウォン(約140円)。お金を入れ、枚数を押し、運賃を押す。
ボタンが多いのは、いずれ距離ごとに運賃が変わるからでしょう。
T-moneyは使えず、光州地下鉄専用の交通カードがあるらしい。

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ホームは天井まであるホームドア方式。並ぶところに顔つきの足マークとかあったりして。
アジアの多くの街にいえることだけど、広告や公共のサインがいちいちかわいい。
ただ、前回乗ったときは、この足マークは残念ながら撤去されていた。
残念なのは、やはり微妙に不便なのか、利用客があまりいない。せめて高速バスターミナルと近ければ、もう少し利用客がいそうなものだが。

今は一路線しかないけど、いずれ増えるそうなので、今後路線が増えて便利になることに期待です。

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May 08, 2019

韓国内での鉄道移動について考えてみる その2(大田→光州、光明→仁川空港)

今回の韓国出張はちょっとイレギュラーで、変わった体験もしたのでそれも合わせて。

・KTX高速新線に外れると悲惨
今回は光州が目的地だったものの、その前に別の客と会ってその人と移動したため、素直にソウルから光州へ移動というわけには行きませんでした。
最初仁川市内に行き、その後大田(テジョン)市の現場へ車で移動。
高速道路を走るとはいえ、車社会の韓国、たとえ片側5車線あってもソウル近郊は渋滞。おかげで200kmちょっとの道のりに3時間以上かかりました。
仕事の後、西大田(ソテジョン)駅まで送ってもらい、ここから列車で光州へ。
予約もなく、窓口で「光州松汀(クヮンジュソンジョン)!」と言って出てきた切符はKTXではなくITXセマウル号。しかも出発は1時間後。

大田市内には二つ主要駅が有り、大田駅はKTXも止まるが、釜山行きばかりで光州へは行かず。
在来線は大田の手前で分割して、釜山方面は大田駅、光州方面は西大田駅へ別れます。
KTXは最近高速新線ができたんですが、大田市よりだいぶ手前で別れてしまい、釜山方面は大田駅を通るけど、光州方面は西大田駅を通りません。ですので西大田駅には基本(一部を除いて)KTXは来ません。
KTXなら1時間ちょっとで行くところを、ITXセマウルだと2時間。実はこの列車が光州方面への最終で、間に合ってよかった。

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いや、まあ乗ってみたかったITXセマウル号に乗れたんでよかったんですが。
これまでのディーゼル機関車牽引の客車列車だったセマウル号が引退して、電車のITXセマウル号に変わってきています。
中もKTXの一般車より若干広かったし、遅いことを除けばだいぶ快適です。

・光明駅からの空港バスは不案内だ
帰りは光州松汀駅からKTXで光明駅に出て、そこからバスで仁川空港に行くルートにしました。
行きと違って帰りは余裕があるので、ソウル駅に止まる数少ないKTXを捕まえて、ソウル駅から空港鉄道を使うのが簡単ですが、
別ルートも知っておこうと思って。

で、やられました。

まず、空港行きのバス乗り場の案内がない。飛行機のチェックインカウンターのある都心空港ターミナルへの案内はあるし、確かにそこからバスに乗れそうだという想像はつかないではないが、少なくともバス乗り場の案内はない。
ちなみに、見つけたバス乗り場は、都心空港ターミナルの上の階。ちなみに運賃の表示はどこにもない。

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「仁川空港?」ときくと、韓国語でチケットが要る的なことを言う。T-moneyは使えるようだったが、かざしてみて初めて運賃が15,000ウォンと知り、チャージ金額が足りないと気付く。
チケット売り場はどこかときくと、「入って左だ」というので行ってみるが、それ、列車のチケット売り場。
都心空港ターミナルの中にあるかと思ったが、チケットカウンター無し。ちなみに自分はすべて機内持ち込みなのでチェックイン必要ないし、そもそもチェックインできるのは出発の3時間前だけど、すでに2時間半前だし。
もう一度バス乗り場に上がると、さっきのバスは出発済み。
次に来たバスの人にもう一度きくと、「クレジットカード出せ」だと。
しかも先に乗って待っていると、運転手が来て、カード差し出して、機械でピッ。
韓国人の皆さんは、スマホでチケットレスにできるようで、スマホ画面のQRコードを機械で読み取って終了。
なんのこっちゃ。
とりあえず無事にバスに乗って、出発の1時間半前には仁川空港に着いて、空港で無事チェックインも済ませました。

後になって、ウィキで「KTX乗り継ぎ乗車券発行の場合3,000ウォン割引」と書いてあったけど、これって、窓口でKTXと一緒に買わないといけないのかな?
iPhoneにKorailのアプリを入れて、KTXの予約やチケットレス乗車はできたけど、仁川空港までの乗り継ぎ切符が買えませんでした。

とりあえず勉強した。次回いつ乗るかわからないけど、今度はスムーズに乗れるようになろう。

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