フランス・ベルギー・ドイツ旅行(4)
5月31日(日)
フランス滞在中の気温は、概ね最低気温8〜10度、最高気温13〜18度で、夏に近いくらいの気温だった名古屋から来た身体には、寒いものの、何とか半袖でも耐えられる状態であった。
実際、晴れていれば、日差しは比較的強いので、暖かく感じるし、何しろ一日中歩いていたのだから、身体も温まるというものだ。
カミさんはそうはいかず、暖かい格好をしていながら、さらに震えていたのだが、この日はさすがにカミさんの行動が正解だった。
モンサンミッシェルへ 〜TGV8091
今日は日帰りで世界遺産のモンサンミッシェルへ。
パリから現地ツアーに入ってバスで移動とか、初日にパリから移動して、モンサンミッシェルから旅行をスタートさせるという手もあったが、いざスケジュールを組んでみると、アパルトマンの最低宿泊数とか、パリのミュージアムパスの使い方とか、いろいろ問題が生じて、結局4日目のミニトリップとなった。僕が列車に乗りたかったからというのは公然の秘密だ。(爆)
8:02パリ・モンパルナス駅発→TGV8091→11:01ドル・ド・ブルターニュ着、11:15発のバスに乗り換えて11:45モンサンミッシェル着
往復とも出発前にSNCF(フランス国鉄)のサイトでオンライン予約。当日駅で購入すると、窓口ではまごつき、自動券売機ではセキュリティが心配。何より前売りオンライン予約の方が断然安い。
2人で往復€188.00 (¥25,400程)。ツアーと比べるとどのくらい違うか分からないが、自由に動けるのは大きなメリット。
予約は、Paris - Mont Sant Michelで検索すれば、バスも含めて購入可能。パリの出発時間によってレンヌかドル・ド・ブルターニュのいずれかでバスに乗り換え。レンヌ乗り換えの方が一般的だけど、バスの乗車時間や、乗り換えのしやすさだと、多分ドル・ド・ブルターニュ経由の方が簡単かも。
朝は、いくら時差ボケで早起きとはいえ、もうさすがに朝食を作っている余裕はなかったので、モンパルナス駅のPaulでパンを買って食べる。日本だとパスコがやってるけど、パリのはさすがに違うよね。(汗)
チケットは前日のうちに発券済み。後日乗るタリスやICEのように、メールをプリントしてそのまま使えないのがちと不便。
駅の掲示を見て、5番線に向かう。列車はすでに入線済み、TGV車両でも古いタイプのものだ。
あとで調べると、ル・マンまでは高速専用線を走るが、その先は在来線を走るので、3時間かかるのも仕方ないところか。
TGV車内は快適。一つ残念なのは、このTGVに模した韓国のKTXに乗り慣れているので、何だかあまり変わらない印象があること。ル・マンから先、在来線に入ったあとのゆっくりさとか、高速列車に乗っている感じではないね。
なんやかんやでドル・ド・ブルターニュ到着。出口はホームを挟んで両側にあるが、片方は駅舎もなく、明らかに何もなさそうで、駅舎のある側へ向かう。あらかじめGogle Mapのストリートビューで確認していたので、バスの乗り場もばっちり。運転手にチケットを見せて、乗車完了。ドル・ド・ブルターニュまでは約30分。なかなか島は見えないが、近づいてくると、曇り空の中からうっすらと見えてきて、自然にテンションが上がる。
雨のモンサンミッシェル
あらかじめ天気予報で天気が悪いことは分かっていた。結局10日間の日程で、雨が降ったのはこの日だけだった。
しかも、モンサンミッシェルへの無料シャトルバス乗り場は、路線バスの停留所と同じ場所にあるのに、この日に限ってマラソンをやっているとかで、街を抜けた、橋のたもとから出ているという。
仕方ないので、マラソンランナーや応援団を横目に街を歩く。こじんまりとした街なので、橋のたもとまではすぐ。でももう昼だし、ここで昼食にする。
食事をしたのは、La Digueというホテル併設のレストラン。橋に最も近いところで、注文してしばらくしたら、マラソンが終わったあとで、すごい人になり、早めに店に入って正解だった。
サラダと、チキンの煮込みと、デザートのセットで一人30ユーロ。ちょっと高い気がするが、味は満足。実はこれがフランス唯一の外食だった。。。
食後、早速モンサンミッシェルへのシャトルバスに乗り込む。無料。
もう街を歩いているときからずっと見えていた島がだんだん近づくにつれて、テンションは上がる、が、外は強風に雨ぱらぱら。ああなぜこの日に限って。。。
雨に濡れながら、まずは修道院へと、商店街を進む。実はあまり大混雑という感じではなかった。
天候のせいもあるだろうが、パリからのツアーだと、到着がもう少し遅いのかもしれない。
修道院の中は、行く前に何度かテレビで予習していた通りだった。
本当に来てよかったと思ったが、テラスから見える遠くの景色も、ステンドグラスから差し込む光も、天気が良かったらもっときれいだったんだろうなぁと思うと悔やまれる。
修道院をでた後、同じ島内にあるサン・ピエール教会に入ったところで、雨足が強くなった。
しばらく雨宿りした後、ダッシュで土産物屋の多いエリアへ。
周辺はあの有名なオムレツ屋さんの系列店が多く、「もうかってんなぁ」としみじみ思う。
結局雨風が強くなったのと、帰りのバスの時間が近づいたので、ここでタイムオーバー、無料シャトルに乗り込み、ドル・ド・ブルターニュ行きのバス乗り場に向かう。
ドル・ド・ブルターニュの村はこじんまりとしていて、一応観光客向けの宿とかもあるようだ。
案外のんびりできるのだろうか。
16:10モンサンミシェル発→バス→16:40ドル・ド・ブルターニュ、16:57ドル・ド・ブルターニュ発→TGV8088→19:50パリ・モンパルナス駅着
帰りは来た道を戻る格好。翌日にはパリを発つため、部屋に干してある洗濯物を畳んだりといろいろ忙しく、結局夕食はまたスーパーで。
ということで、夕食は軽くラップ。
さあ、これで楽しくも忙しかったフランスの日程は終了、翌日はベルギー経由でドイツに入るぞ!
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